Caplio GX-100はなかなかいいカメラなのですが、使い始めて少々の戸惑いがありました。
「ことさらにコントラストを追求していない、きまじめな自然さがこのカメラのレンズの命」であることに間違いはないのですが、
きまじめすぎる、というものまた欠点でもあるのです。
なんとなくふっきれないものを感じながら使っていたのですが、
操作機能的には申し分ないが、画像のテイストは私の趣味とは違っていた、ということにある日気がついたのでした。
悩みぬいた結果乗り換えたのが、これ、LeicaのD-LUX4です。
これが手元にきて、ファインダーのぞいた瞬間に「やっぱり・・・これだ」と思ったのでした。
D-LUX4の画像のテイストは明らかにヨーロッパです。
それを最も感じさせるのが夕暮れから夜景の処理の仕方、考え方が根本的に違います。
日本で景色というと「昼間」が基本、しかし、北ヨーロッパで景色の50%は「夕暮れ〜夜」なんですね、緯度の違いです。
日本製のカメラは中途半端な明るさが苦手、夜景はもっと苦手、でもD-LUX4は見事に描写する。
それはもう、感動的。