人形町の古き良き町並みを代表するような、ちょっとひなびた趣をたたえたお店です。日本家屋と西洋料理とが出会ったときに、靴をぬぎ、畳に上がり込んで洋食をいただく、というスタイルの必然性が生まれました。そういうスタイルでは、芳味亭が代表ですが、ここ来福亭はさらにひなびた趣があります。

決して大きな店ではありませんし、一度にそう何組もさばけませんので、混雑する時間帯は避けて、できるだけ遠慮がちに訪れるのが礼儀というものです。

相当にお財布が軽くても、たっぷり楽しめるところがありがたいです。食後は、裏の路地を曲がったところで、水羊羹を買って帰りましょう。

場所：玉ひでさんの隣です。