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ウィーン音楽散歩. |
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photo by Tetsu Kimura |
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楽友協会 / Musikverein: ウィーンフィルの活動拠点。 歴史はウィーンフィルよりも古く、設立は1812年。 この建物ができたのは1870年。 音響の良いことで知られるGrosser SaalとBrahms Saalがある。 音楽好きなら一度はここで聴いてみたい。 リングの中心部からだったら歩く。 地下鉄で行くなら、 Karlsplatz駅の"Musikverein出口"を出ればもう目の前。 チケットのBOX Officeは画像の左を回り込んですぐ。 |
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楽友協会 / Grosser Saal: おなじみ、黄金の大ホールです。 上の画像は音が良いと言われるBalkon Mitteから、 終演直後の様子。 下の画像は眺めの良いParterre Logeから、 開演前の様子。 どの席で聞いてもいい音です。 |
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楽友協会 / Brahms Saal: ブラームス・ザールといいます。 左隅にブラームスの像があるでしょう? ウィーン風室内楽の殿堂ですね、ここは。 このような小ぶりのシューボックス型のホールは 日本にはありません。だから、 濃密なアンサンブルのサウンドは ここでしか聴けません。 |
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楽友協会 / Glaeserner Saal: 楽友協会の地下にはこんなホールもある。 地下1階からさらに下におりてゆくとあるんですが はじめての人は絶対に迷う。 大ホールやブラームスザールと違って、 このホールは音はかなりデッドです。だから 音響は期待しちゃだめ。 |
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Geigenbauer: 楽友協会の脇でみつけました(左)。 Geigeとはヴァイオリン、 Geigenbauerは弦楽器職人のこと。 ウィーンならではの職業で 街を歩いているといたるところで目にする。 右のはコンツェルトハウスの近所でみつけた。 |
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コンツェルトハウス / Konzerthaus: ウィーン交響楽団の活動拠点。 ご覧のとおり、ウィーン世紀末様式。 大中小さまざまなサイズのホールがあり、 クラシックだけでなくあらゆるジャンルの コンサートやイベントが開かれる。 |
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コンツェルトハウス / Konzerthaus: 1階のメインロビー。 この広いロビーのあちこちに、 各ホールに上がってゆく階段がある。 オープンで庶民的な雰囲気。 格調の高さでは楽友協会には及ばない。 |
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コンツェルトハウス / Konzerthaus: 室内楽でよく使われるMozart-Saal。 ここよりもひとまわり小さいSchubert-Saalもある。 椅子の座面が広いので、 おしりが大きい人でも余裕で座れる。 |
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ドレス: 私がコンサートに行く時は、 こんな手軽なブレザーで済ませることが多いです。 バル(舞踏会)は流石にホワイト・タイですが、 元旦のニューイヤーコンサートも、 ウィーンフィルの定期演奏会も、 夜のオペラもこれでOK。 |
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Museumsquartierにて: VolksoperによるFlashmobをお楽しみください。 曲はOscar Strausのオペレッタ「Ein Walzertraum」から 良き20世紀を代表するウィーンの娯楽音楽。 |
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Westbahnhofにて: VolksoperによるFlashmobをお楽しみください。 曲はCarl Orffの「Carmina Burana」から。 冒頭で3人の歌手が交代で歌っているのに声が全く同じ、 音声は後でMIXしていますね。 |
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Doblinger u. Musik Mueller: 音楽好きならDoblingerの名前はご存知でしょう。 Muellerはケルントナー通りからちょっと東に入ったところ。 ウィーンで楽譜を探すならとりあえずこの2軒。 楽譜は棚の引き出しに入っていて、 勝手に出すことはできないので、 必要なものをリストにして持って行くのが○。 |
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EMI AUSTRIA: ウィーン市内でCDを買うとしたら、 ケルントナー通り中ほどにあるEMIを教えられる。 クラシック関係は3F。 そこにいるおねえさんに聞けば 何があって何はないのかすぐにわかる。 |
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Staatsoper: ウィーン国立歌劇場。 オペラとバレエがメインだが、 2FのMahler Saalでは月に1回 ウィーンフィル団員による室内楽が開かれる。 もっともにぎやかなケルントナー通りの入り口にあり 斜め向かいには手ごろな食品スーパー、 裏手にはHotel Sacherや観光協会がある。 |
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Staatsoper / 野外スクリーン: 国立歌劇場の前に設置された大スクリーン。 早めに行ってベンチを確保すれば、 タダでオペラを楽しめる。 ご丁寧にプログラムも売りにきてくれる。 路面電車の音がしたり 後ろの通りを救急車が走り去ったりして、 なかなかオツなもの。
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Staatsoper: オペラのシーズンは、 9月にはじまって翌年の6月末まで。 ポピュラーな演目や、 人気歌手が出るものは早くに完売してしまう。 |
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Staatsoper / カーテンコール: 国立歌劇場のステージ。 カーテンコールは延々と続くが、 オーケストラの面々は さっさと帰ってしまってカラッポ。 さて、問題。 この衣装、この男女構成のオペラは何? |
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Volksoper: Staatsoperよりも庶民的。 親しみやすいオペラや楽しいオペレッタが中心。 U6のWaehringer Strasse-Volksoper駅前。 駅の目の前にあるんですが おなじみの入り口があっち側を向いているので はじめての人は「どこにあるの?」とあせる。 左は開演前、右は休憩時間。 |
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Wir am Fenster: Wir am Fensterは、 チェリストのPeter Schneiderが企画している、 小さなカフェで開かれている室内楽ライブ。 コンサート案内に載らないような、 ローカルなコンサートはかなり多い。 |
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チケット代は寄付で: この種のミニコンサートは案内のみで チケットは存在せず無料。 終わってからビンや壷に寄付を入れる方式。 このやり方は欧州では普通。 |
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Theater an der Wien: W.A.モーツァルトのファンなら、 一度は足を運んでみたいと思う場所にひとつ、 「魔笛」の原作者E.シカネーダーが建設した ここアン・デア・ウィーン劇場。 こちらは現在の正面玄関。 長らく演劇中心の劇場だったが、 オペラの上演回数が増えた。 |
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Theater an der Wien: 路地を入った側にあるのが、 かつての玄関であり パパゲーノが笛を吹いている「パパゲーノ門」。 この劇場は、 L.v.ベートーヴェンが住んで 「フィデリオ」を作曲したことでも知られる。 |
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Antonio Vivaldi: なんだろうと思って よーく見たら、 Vivaldiが滞在した家らしい。 Hotel Sacher脇。 まあ、このてのものを探しはじめたら、 きりがない街なんですけどね。 |
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Josef Strauss: こちらはJosef Strauss。 ここで生まれたらしい。 Hotel Kummerの外壁で見つけた。 Josef Straussが亡くなったのは1870年で、 Hotel Kummerができたのは1872年。 ということは、 このホテルができる直前までここにあった建物で 生まれたってことになる。 |
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ベートーヴェン像: あら、こんなところに、 という感じの出会いでした。 コンツェルトハウスの向かいの公園にある。 |
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Stadtpark: この公園には、 良く知られた音楽家の像がたくさん。 左から、 F.Schubert、 R.Stolz、 A.Bruckner、 J.Strauss Sohn。 |
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Beethoven Pasqualatihaus: ベートーヴェンにちなんだ場所はいくつかあるが ここもそのひとつ。 入り口は右の角を回り込んだところにある。(2015.3現在) 高台にある上にさらに階段で5階まで上がるので、 しんどい! 「ベートーヴェンさんなんでこんなとこに住んだの?」 と思ってしまう。 |
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Johann Strauss Wohnung: ヨハンシュトラウスIIの住居は、 この建物の2階にあった。 正面の扉を入り、右手にある呼び鈴を押すと、 音がして鍵が開くのですばやくドアを開けて中に入る。 |
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Haydnhaus: ハイドンが晩年を過ごした家は、 リングの西側、 マリアヒルファーStr.から少し下ったところにある。 ブラームスの遺品も同居しているの何故だろうと思ったら、 ブラームスの住居はすべて取り壊されてしまい 行き場がないんだそうだ。 最寄駅はZieglergasse。 |
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Casino Baumgarten: コンサートホールとしての Casino Baumgartenであり、 レコーディングでは Studio Baumgartenとして知られています。 「行ってみたいな」とつぶやいたら いきなり「是非いらっしゃい」というメールがきた。 そこにいるのは、 見物中のかみさんとマネージャのMartin。 |
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Studio Baumgarten: アナログ機材が充実しており、 1962年製の WSW(Wiener Schwachstrom Werke=Siemens Wien)のコンソールが現役で使われている。 マスターレコーダーはSTUDERのオープンリール。 室内楽の多くがここでレコーディングされている。 このがかっこいい! |
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PREISER RECORDS: じつは、PREISER RECORDSは ここCasino Baumgarten内にある。 世界に知られているのに、 行ってみたらスタッフ数人のちいさなレーベルだった。 |
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中古LP屋: Mariahilfer Strasseの裏道には、 中古LP屋がたくさんある。 ここは最大規模のTEUCHTLER。 マスクを持っていかないとホコリでむせる。 |
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問題の答え: 右から、 音楽教師バジリオ、 ?、 医者バルトロ、 バルバリーナ、 フィガロ、 軍服を着たケルビーノ、 マルチェリーナ、 アルマビーヴァ伯爵、 スザンナ、 指揮者(リッカルド・ムーティ)、 スザンナに扮した伯爵夫人、 演出家。 というわけで「フィガロの結婚」でした。 |
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Wiener Philharmoniker Oper und Kammermusikに戻る |
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