測定器には。自力で修理可能なものとほとんど不可能なものがあります。私程度の知識技術力では、回路図が公開されている旧式のオーディオジェネレータや電子電圧計はなんとか修理できましたが、中味がぎっしりと詰まったオーディオアナライザは手に負えませんでした。しかし、「オーディオアナライザ 修理」でネットを検索してみると、なんとか自力で修理しているユーザーもいらっしゃるようです。
<メーカー修理>
Panasonic/Levearブランド:
パナソニックFSエンジニアリング(株)・・・2016年3月以前にPanasonic/levear計測器を日本国内で購入した計測器の修理・校正。
バイテックグローバルエレクトロニクス(株)・・・2016年4月以降にLevear計測器を日本国内で購入した計測器の修理・校正。取扱説明書: VP-7721A
取扱説明書: VP-7723(1/2)、VP-7723A(2/2)KENWOOD/TEXIOブランド:
TEXIO・・・修理・校正ともに継続中。
KENWOOD・・・修理は2016年5月31日に終了、校正は現在(2019.5)も行っている。概要資料: VA-2230A
取扱説明書: VA-2230A
<修理してくれる業者>
私がよく修理を依頼しているのは、東京にある山脇電子工業(株)です。オーディオアナライザの修理・メンテナンスを得意としているようで、大概の故障はソツなく修理してしまいます。
電話またはメールで機種と故障の様子を伝えて対応可能かどうか確認してから、故障した機材を梱包して送ります。適当な箱がない場合は、先方から箱を送ってくれます。ほどなく修理費用の見積りがきます。ということは、どこをどう修理するか決まったということです。修理が完了すると作業報告書や請求書が添付されて納品されます。
標準的な修理費用は5万円程度でメーカー修理よりは格段に安いです。この金額を安いと思うか高いと思うかは人それぞれだと思いますが、そもそも定価で数十万円もする装置であることと、気持ちの良いきちんとした対応をしてくれることを思うと、私は躊躇することなく修理を依頼します。