NFBをかけることで、TANGO H-5Sが500kHz〜600kHzあたりに持っているピークが目立ってきます。このピークは強情なところがあって少々の位相補正ではおとなしくなってくれませんし、不用意に多量の負帰還をかけるとたちまち暴れ出します。そこをなだめながら、10Hz〜100kHzで-1dB程度まで持って行きました。
出力が大きくなるにつれて、超低域のレスポンスの低下が目立ちます。出力トランスのコアボリュームの限界がここに現われています。こればかりは、いくら負帰還量を増やしても改善の見込みはありません。
ちなみに、表上の17dBというのは約3Wの出力に該当します。
測定条件:16Ω負荷時、0dB=1V、L-ch