私のアンプ設計マニュアル / 自作オーディオ心得
教えて君 vs 教えたがり
<掲示板での質問&回答について>
私が運営している自作オーディオに関する掲示板は2つありますが、そこに書き込まれる質問などに対する私なりの基本的な考え方を書いておきます。

質問された方が、その方なりにいろいろ考え工夫などをした様子が見えた場合は、私もある程度までは時間を割いてその問題について踏み込んで考え、回答するように努力します。特に、質問やトラブルの内容が、他の多くの方にも役立ったり学習教材になるような場合は、時間の許す範囲で関わるようにします。

書き込みに対して反応しない、回答しない場合には2つのケースがあります。一つめは、へとへとに疲れている、原稿などの締め切りが迫っている、本人の体調が悪い、家族などが病気でそれどころではない・・・といった理由があります。二つめは、私などに聞かなくてももう少し努力すれば自力で答えに近づくことができそう、単に甘えているように感じられる場合です。

質問する方に是非考えていただきたいのは、「自分は安易に答えを求めてはいないか」「自分でやってみることはまだほかにあるのではないか」「もうちょっと頭を使っていろいろ考えてみた方がいいのではないか」といったことです。

掲示板で質問をして回答を求めるということは、回答者の人生の時間を奪っているのだということにも気づいてください。質問するのは簡単ですが、回答を書くのには時間を食うのです。賢い質問者は、質問の準備やデータ集めに時間をかけ、短時間で回答できるようにする人です。


<ネット上にみられる教えたがり症候群、語りたがり症候群、躁病>

残念ながら、ネットの世界には教えたがる人、回答したがる人、口を挟みたがる人がたくさんいます。そんな人ほど問題を解決に導かずにかき回しています。説明を始めると止まらなくなってしまって、延々と講義をする人。本題からはずれて脱線したまま書き続ける人。人の話題を奪ってしまい、自分が興味関心のある話題にすり替えてしまう人。

真に考えが深い人は書き込み行数が少ない傾向があります。
真に解決能力がある人ほど静観しているものです。

(1)掲示板への1回あたりの書き込み行数が常に一定量を超えている、
(2)書き込みの頻度が他の人に比べて突出して多い、
(3)いろいろな人の書き込みにいちいちコメントをつけようとする、
(4)書きたいことが次々を湧いてきてしまう、
(5)本題からはずれた内容の書き込みをする、
(6)誰もコメントを返していないのに連投する、
(7)エネルギッシュに活動する、

上記の7項目のうち4つ以上該当する人は躁病の疑いがあります。躁病は「知的にエネルギッシュ」+「的外れ、とんちんかん、お節介、出しゃばり」という2つの側面があり、ネット社会ではその傾向が強調されるので発見されやすいです。自覚がある方は医師に相談すれば、うまく自分をコントロールして周囲との摩擦を引き起こさない方法を手に入れることができます。


<ネット上にみられる教えて君症候群>

「教えて君」とはわからないこと、知らないことを自分で調べようとせず、すぐ誰かに聞いて解決しようとする人を意味する。教えて君はもともとインターネットで使われた言葉で、一旦自分で調べることをせず、いきなり掲示板やチャットで聞く人をいう。特に検索サイトなどで検索すれば簡単にわかる内容を質問する人や掲示板への書き込みが質問ばかりの人に使われる。少しずつではあるが、インターネット以外でも使われるようになってきている。

最大の特徴は「自分は初心者なので何も知らないし、何もできない。だから努力しなくてもいい」と考えていることです。 「初心者の自分にもできることがある」と考える人は教えて君ではありません。

自作における「教えて君」行動パターンその1・・・誰かがすぐに答えてくれると思って、プロセスなしでいきなり正解を求める質問をする。
自作における「教えて君」行動パターンその2・・・その1で答えにたどりつくための考え方やヒントを差し上げると、自分で答えまでたどりついているくせに「これでいいか?」と念押しの質問をしてくる。もちろん私は放置する。

教えてクン養成マニュアル
教えて君と屑回答者


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