私のアンプ設計マニュアル / トラブル・シューティング編 3.配線は間違う |
- アースラインの一端を、シャーシに落とすのを忘れる。
- アースラインの一端をシャーシに落としたつもりが、2個所以上で落ちてアースループができている。
- シャーシの本体パネルが電気的に導通しておらず、アースから浮いている。
- ケースが非金属(木製やプラスチック製)でシールド効果が得られていない。
- アースラインは、どこかで途切れている。
- ボリューム・コントロールの3つある端子のうち、アースにつなぐべき側を浮かせたままにする。
- ボリューム・コントロールの金属ケースやシャフトがパネルと接触していない・・・アースから浮いている。
- ヒーター回路の一端のアース落しを忘れる。
- MT管ソケットのセンターピンのアースを忘れる。
- 塗装されたボンネットやケースの塗装を剥いでアースにつなぐのを忘れる。
- メタル管の1番ピンのアースを忘れる。
- 6550AやKT88のような、金属ベースの球の場合の1番ピンのアースを忘れる。
- ソケット・ピンの番号は間違って配線されている。
- 12AX7/ECC83や12AU7/ECC82の4番-5番ピン間には12.6Vではなく6.3Vが配線されている。
- 6DJ8や6FQ7の4番-5番ピン間には6.3Vではなく12/6Vが配線されている。
- 5687やECC182のピン接続を、12AX7/ECC83や12AU7/ECC82と同じだと勘違いする・・・ちょっとだけ違いますね。
- EL34/6CA7の1番ピンが第3グリッドであることを忘れている。
- 平ラグのジャンパー線の位置がずれている。
- 悩んでから取りつけた整流ダイオードの極性は、反対である。
- 悩んでから取りつけたツェナダイオードの極性も、たいてい反対である。
- 悩んでから取りつけたCRD(定電流ダイオード)の極性も、たいてい反対である。
- 電解コンデンサは、リード線を切ってしまってから、向きが反対であったことに気づく。
- 極性のあるリレーは、プリント基板に実装してから、向きが反対であったことに気づく。
- 抵抗器47kΩをつけるべきところには、470kΩが取りつけられている。
- スチコンの「100J」という表示を「100pF」と勘違いする・・・100Jは10pF。
- 配線の間違いを発見して、正しいところにつなぎ直そうとすると、いつも長さが足りない。
- ボリュームコントロールの配線の順序は、いつまでたっても覚えない。
- 完成したばかりのメインアンプの負帰還の位相は、たいてい反対である・・・電源ONとともに「ギャーッ」という産声を上げる。
- 出力トランスの2次側のアース側の配線を忘れる。
- すべての配線が終わり、もはや半田ごてが届きそうにない個所に限って、配線は間違っている。
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